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椎野若菜(SHIINO Wakana)

写真

専門分野

文化人類学

社会人類学 Social Anthropology

調査地

ウガンダケニア


ケニア共和国西部(ルオ民族居住地)1995年~現在に至る ナイロビ 2009年~ ウガンダ共和国 2007年~ Research site in Kenya:Homabay district,Ndhiwa district and Nairobi Research site in Uganda: Lira, Apac,and Kampala
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研究概要とこれから

ケニア西部、最近はウガンダ北部に通っています。ナイロート系のルオの人たちのところで民族誌的調査をしています。修論はケニア・ルオ社会の葬送儀礼、埋葬場所などをめぐる人びとの「やりかた」からジェンダーのありかたをみました。博士課程以降はとりわけ寡婦の生き方に注目して調査し、またルオの人たちがどのようにナイル川南域から移動してきたのか、植民地化過程で居住形態、社会組織をどう変化させてきたのか、みてきました。
 ルオの人は壺づくりが上手で、それを習った半年もありました。ヴィクトリア湖岸の漁村ですごし、ナイルパーチ、ティラピア、オメナ(カタクチイワシ)の漁のやりかた、漁民と網主、船主、仲介行商などとの関係を調べたこともあります。いまのところ、主たる関心事は家族、親族、居住空間、といったことで「シングル」の視点から社会をみようとしています。専門は社会人類学で東アフリカのナイロート研究をしていますが、他地域との通文化研究もおおいにしたいと思っています。 2009年からは、植民都市ナイロビの歴史の3Dプロジェクトを始めました。

研究のキーワード

寡婦をはじめとする「シングル」の生活戦術 Widows/widowers,'single'people
ジェンダー/セクシュアリティ Gender, Sexuality
居住形態 Residential Pattern
家族・親族 Family and Kinship
歴史 History
3D
物質文化

所属

東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所フィールドサイエンス研究企画センター(FSC)
Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa(ILCAA),Tokyo University of Foreign Studies(TUFS)

連絡先

東京都府中市朝日町3-11-1(勤務先)
URL: http://wakana-luo.aacore.jp
wakana[at]aa.tufs.ac.jp

関わっている科研・プロジェクト(HP)

「シングル」と社会―人類学的研究(AA研共同研究プロジェクト)
http://single-ken.aacore.jp/
ILCAA Joint Research Project‘Single’ and Family: The Anthropological Study of ‘Enishi (karmic/relation/connection)’

http://wakana-luo.aacore.jp/
●科研
<若手B>東アフリカにおけるセクシュアリティの変化と「シングル」の生活戦術の可能性(20720236)
そのほか、私が関連したプロジェクトについては http://wakana-luo.aacore.jp/shiinoproject             
企画中のプロジェクトについては http://wakana-luo.aacore.jp/shiinoproject2

主な業績

単著『結婚と死をめぐる女の民族誌―ケニア・ルオ社会の寡婦が男を選ぶとき』世界思想社、2008年。
<単著>
2008年4月 『結婚と死をめぐる女の民族誌―ケニア・ルオ社会の寡婦が男を選ぶとき』世界思想社。
http://wakana-luo.aacore.jp/shiinoinfo/item_51.html
<編著>
2007年5月31日 『やもめぐらし_寡婦の文化人類学』明石書店。
http://single-ken.aacore.jp/item_16.html
2010年10月20日 『「シングル」で生きる―人類学者のフィールドから』御茶ノ水書房。
<共編著>
2009年4月15日『来るべき人類学シリーズ セックスの人類学』(奥野克巳、竹ノ下祐二と共編)春風社。

Wakana SHIINO.
2008. The Ethnography of Marriage and Death of Woman: When the Widow Chooses a Man in Kenya Luo Society. Sekai Shisousha: Kyoto (in Japanese).
http://wakana-luo.aacore.jp/shiinoinfo/item_51.html

Wakana SHIINO (ed.)
2008. ‘Yamome Gurashi’(Living alone): Cultural Anthropology of Widows, Aakashi Shoten: Tokyo, (in Japanese).

Wakana SHIINO, Katsumi Okuno, and Yuji Takenoshita (eds.)
2009. Anthropology of SEX. Shunpusha: Yokohama, Japan,(in Japanese).

所属学会

日本文化人類学会 Japanese Society of Cultural Anthropology
日本アフリカ学会 Japan Association For African Studies
東京都立大学社会人類学会 Japanese Society of Social Anthropology(Tokyo Metropolitan University)
日本生態人類学会 Society of Ecological Anthropology ( a member of director committee since 2009)
比較家族史学会 Society for Comparative Study of Family History
ナイルエチオピア学会 Japan Association for Nilo-Ethiopian Studies
早稲田大学文化人類学会 Waseda Society of Cultural Anthropology

自分の研究とつながりを期待する研究分野・テーマ

フィールド3Dプロジェクト:歴史文化の時空間表現 09年より進行中!!
 メディアアートの野口靖さんと社会人類学の椎野若菜のコラボ
「シングル」の視点で社会をみる
→基本的に、世界のどこでもいいのですが、東アジア、オセアニア、南米、ヨーロッパ諸社会における「シングル」と範疇化される/されうる人々と彼/彼女らをとりまく社会的状況に関心があります。また、フィールドワークに行く方法とシングル、についても。社会学、歴史学、法学の方々とのコラボも必要です!

アフリカでは、私の専門の社会-文化人類学と、別の分野(昆虫、植物、医学、地学、考古学など)とのコラボでそれぞれの得意な知識を活かしたプロジェクトが組めたらと考えています。
cf.)
病の研究を西ケニアで熱帯医学の方たちとする計画
http://www.tm.nagasaki-u.ac.jp/nairobi/activity.html

昆虫学とのコラボの可能性?
  →生産性のあがる畑をつくるには、どうすればいい?栽培植物にとっての害虫や菌などの特性についての昆虫学、植物学の知識と、農耕や牧畜にかかわる土地利用、農事暦にともなう慣行などの人類学による知識をうまく組み合わせる。 (cf. 国際昆虫生理生態学センター(ICIPE),push and pull strategy)

その他

(1)【Survey of Kenya】ケニアの地図・空中写真がほしい場合。2009年8月の調査より。 メディアアートの野口靖さんとの共同プロジェクトのために、ケニアのナイロビシティと私の調査地(西ケニア、ルオランド)を撮影した空中写真と、地図を入手したく訪問した。
ミュージアムヒルから下ってThika roadに入ると、ラウンドアバウトをふたつほどこえて、警察の近くのラウンドアバウトをこえてしばらく走り、左手にガソリンスタンドのCaltexがみえたらすぐにCity Council of Nairobiの看板がみえるので、そこを左折し前進します。道はがたがた道です。すると正面にSurvey of Kenyaの看板、門がみえます。入って、右手のほうに進むと、またもうひとつ門があるので、そこに入り、右手に進むと駐車スペースがあります。駐車スペースの近くがメインエントランスとなります。

写真(1)

地図を購入する場合と、航空写真を購入する場合で、オフィスが異なります。
航空写真を注文したい場合
 建物のメインエントランスを入ってすぐの階段を上がり、右にすすみ、またすぐに左にすすむとナイロビの航空写真があり、下に下るとGeography Wingとかかれた看板があり、窓付きの扉があります。その廊下をはいって右手に航空写真を扱うセクションがあります。 航空写真を注文する場合は、調査許可か、あるいはJICAでいただいたレターでも許可されました。最新のナイロビの地図は、JICAが航空写真、測量、地図の作成の方法などの教育に携わり完成したものです。

写真(2)
写真(3)

 Samuel R.M.Waingweという男性が、このセクションの偉い人です。人がいい感じです。またその下にちょっと若手の男性、Peter Kabwimaさんがいます。 また、Teresa Muthoni Ndiritu1という女性は実質、こちらが注文した田舎の地図も、航空写真に必要な資料も山のような資料のなかから探し出してくれる人です。とてもいい人です。
写真(4)
しかし、その地図、トレーシングペーパーの保管のしかたは、すごい、、ここから探しだせるテレッサはすごい。。
写真(5)
 まず、地図をみて自分がほしい範囲を示し、そのあとで、そこを実際に航空写真がカバーしているかどうかを探すことになります。
地図の上に、その地域で飛行機が飛び撮影した箇所を描いたトレーシングペーパーをのせ、自分が航空写真がほしい地域と重なっていたら、その番号を書き留めます。たいてい、ひとつの地域で数回飛んでおり、Run1,2,3,,,と番号がふってあり、年数と地域、地図の番号を書き留めます。航空写真は隣のものとだぶっているので、連続して買う必要はなく、ひとつおきに番号をかきとめます。これは、注意深くしたほうがいいです。
写真(6)
写真(7)
 そうした書き留めた情報を、サムエルに渡し、オーダーします。すると、それをまたピーターが別の紙に書き直し、枚数と合計がいくらかを計算します。航空写真は一枚が500ケニアシリングです。 ピーターが書いた書類と、合計の代金を会計課に支払いにいくと、彼らは仕事を始めます。
写真(8)
 ただ最近は水不足のために月曜にしかまとまった水が得られないため、写真の現像は週に一度しかできないのが現状で、注文した枚数が多いと、かなり出来上がるまでに長い時間がかかります。
地図を買いたい、注文したい場合
 地図を買うセクションは、メインエントランスの建物とは異なります。車で入構する際、駐車スペースにありますが、その反対側にいくとMap Houseというひとつの独立した小さな家屋があります。
写真(9)
そこで地図の受付をしています。ナイロビシティの地図は普通に販売していますが、そのほかは調査許可、Ministry of Educationのレターが必ず必要です。地域によって地図の新しさは異なります。年数についてはデータベース化されているので、ここの担当者に聞けば検索して教えてくれます。