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久世濃子(Kuze Noko)

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専門分野

霊長類学 動物行動学 生態学 自然人類学 生物学

調査地

マレーシア


マレーシア国サバ州セピロク・オランウータン・リハビリテーションセンター 2000年~現在に至る Sepilok Orangutan Rehabilitation Centre, ※セピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターの状況 → category:マレーシア ※セピロクに関する詳しい情報は、次の久世のサイトを参照して下さい → http://www5f.biglobe.ne.jp/~nouko/sepilok.html マレーシア国サバ州ダナムバレー森林保護区内ボルネオ・レインフォレストロッジ周辺 2005年~現在に至る Borneo Rainforest Lodge in Danmu Valley Conservation Area ダナムバレー森林保護区及びボルネオ・レインフォレスト・ロッジの歴史と現状 → category:マレーシア ※ダナムバレー保護区の自然(植物相・動物相・地形)とダナムバレー・フィールドセンターに関する詳しい情報は、次のサイトを参照して下さい。 http://www.searrp.org/danum.cfm ※ボルネオ・レインフォレスト・ロッジに関する詳しい情報は、ロッジを経営する旅行会社の次のサイトを参照して下さい。 http://www.borneonaturetours.com/  またインターネット上で日本人旅行者による旅行記が多数公開されています。

研究概要とこれから

2001年からサバ州に通っています。修論では日本の動物園とセピロクで集めた79頭のオランウータンの顔画像を分析し、成長に伴って顔の皮膚の色や毛の生え方がどんな風に変わるのかを明らかにしました。博士課程では、リハビリテーションセンターで人間に育てられた後、セピロクで森に放されたオランウータンの追跡調査を行い、彼らがどのように視覚的なコミュケーションを行っているかを調べました。具体的にはじっと他個体を見つめる「凝視」や、相手の口や手元を至近距離から凝視する「のぞき込み」が、どのような状況で、どういった組み合わせの個体で起きるのかを調べました。また彼らがどのように森の中で1日を過ごしているのかを調べ、リハビリテーション事業の成果を検証しました。博士課程を修了後2005年からは、ダナムバレーの原生林でボルネオ・オランウータン(学名Pongo pygmaeus morio)を調査し、生態や行動を研究しています。特に興味を持っているテーマは、オランウータンの社会関係と繁殖です。現在はダナムバレーでの調査と平行して、セピロクの古い記録を整理し、リハビリセンターでの繁殖の実態や、事業の成果に関する詳しい分析も進めています。オランウータンは日本人とっては比較的有名で、身近な東南アジアに生息している動物ですが、日本語の本や資料が非常に少ない為、一般には正しい情報がほとんど知られていません。現在は動物園やNGOとも協力しながら、HPなどを通じて、オランウータンに関する最新の知見を提供することにも努めています。今後は、東南アジアの熱帯雨林をフィールドとして研究を行っている、人文系を含む様々な分野の研究者と、交流を持ちたいと考えています。

研究のキーワード

オランウータン、Pongo pygmaeus morio、大型類人猿、人類進化、生態、動物行動学、繁殖、社会、視覚コミュニケーション、野生生物保全、熱帯雨林、東南アジア、マレーシア、サバ州

所属

京都大学 野生動物研究センター

連絡先

URL: http://www5f.biglobe.ne.jp/~nouko/

関わっている科研・プロジェクト(HP)

セックスの人類学
環境省地球環境研究総合推進費 F-061大型類人猿の絶滅回避のための自然・社会環境に関する研究
NGO ボルネオ保全トラスト(http://www.bctj.jp/
GRASP-JAPAN(大型類人猿保全計画日本委員会)http://www.grasp-japan.org/

主な業績

Noko Kuze, Symphorosa Sipangkui, Titol Peter Malim, Henry Bernard, Laurentius N. Ambu and Shiro Kohshima. (2008) Reproductive parameters over a 37-year period of free-ranging female Borneo orangutans at Sepilok Orangutan Rehabilitation Centre. Primates 49, p126-134
Noko Kuze, Titol Peter Malim and Shiro Kohshima. (2005) Developmental changes in facial morphology of the Borneo Orangutan (Pongo pygmaeus): Possible signals in visual communication. American Journal of Primatology 65(4), p353 - 376.
久世濃子 (2004) マレーシア・サバ州におけるオランウータンの調査と保護の現状. 霊長類研究 20号 p77-80
そのほかは、こちらで→ http://jinrui.zool.kyoto-u.ac.jp/kuze/profile.html

所属学会

日本霊長類学会 日本動物行動学会 日本熱帯生態学会 International Primatological Society(国際霊長類学会)

自分の研究とつながりを期待する研究分野・テーマ

認知科学、行動生態学、地域研究、文化人類学、生態人類学、自然人類学、森林生態学、哺乳類学、アフリカ、カリマンタン、ボルネオ、ヒトの繁殖(性行動・妊娠・出産・育児)、中大型哺乳類の繁殖・社会、エコツーリズム

その他