パラオ

 
  • 1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

  • 2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

    【国際線の路線】 日本からパラオへの国際線の路線には、コンチネンタル航空によりグアム経由で行く路線(毎日)、日本航空のチャーター便(不定期)により直行で行く路線がある。また、台湾からは中華航空が週3日、マニラからはコンチネンタル航空が週2日のフライトを設けている。

    【パラオ国際空港】 バベルダオブ島にパラオ国際空港がある。

    【国内定期船など】 ・現在、ペリリュー島、アンガウル島への国内線は運行していないが、滑走路はある。これらの2島のほか北部のカヤンゲル島へはそれぞれ週に数回、定期船が運航している。また、ハトホベイ、ソンソロルなど南西の離島にも、僅かな頻度で船が運航している。これらの島への船の利用にあたっては州事務所などに問い合わせ、日程を確認しておくとよい。 ・コロール島、バベルダオブ島内にはアメリカの援助金で幹線道路(通称コンパクト・ロード)が整備されたため、自動車などによる移動が容易となっている。 ・観光地として名高いロック・アイランドへはスピードボートなどを利用して移動できる。またベラウエアーによる上空遊覧ツアーも実施されている。

    【ホテル】 主要なホテルは下記のパラオ政府観光局のホームページ参照。 http://www.palau.or.jp/hotel/index.html

    【換金/TC】 現地通貨は米ドル。コロールの主要なレストランやショッピングセンターではTCやクレジットカードが利用できる。現地でも日本円から米ドルへの両替もできるがレートは良くない。ハワイ銀行、グアム銀行などの金融機関がある。

    【治安】 概して治安は良いが、コロール州では夜間外出禁止令が出されていることもある。2000年統計では約450件あった窃盗罪が最多の犯罪。

    (文責:飯高伸五)
  • 3.医療情報

    【病院】 アラカベサン島にあるベラウ国立病院(Belau National Hospital)が国内最大規模の医療施設で、唯一入院設備がある。そのほか、Yano Clinic、Family Surgical Clinicなど私立のクリニックもある。しかし、国内の医療インフラの整備は概して不十分であり、深刻な症例の患者はフィリピンやハワイなど海外の病院に転院することが多い。

    【市販の医薬品】 コロールのショッピングセンターでは、アメリカや日本の製薬会社の医薬品が市販されており、現地でも広く利用されている。虫除けスプレーなどもここで入手することが出来る。抗生物質は医療機関でないと入手できない。

    【デング熱など】 パラオでは蚊を媒介とした伝染、感染に注意する必要がある。特にデング熱はときどき流行することがある。デング熱流行に関する情報は保健省などから随時公開され、新聞やラジオを通じても入手することができる。流行時には、長袖長ズボンの着用や虫除けスプレーの使用などの対策をとる。また、症例は少ないが、一部の地域ではフィラリアの感染もみられる。

    【下痢その他】 食中毒菌のほかアメーバや赤痢などによる下痢症状がときおりみられる。高温多湿であるため食べ物がいたみやすいので、市販の弁当など出来あいの食材を購入する際には注意が必要である。一部のリゾートホテル以外では生水を飲むことが出来ないので、ミネラルウォーターなどを購入し、飲料水とする。また、傷口などの化膿にも注意が必要である。

    (文責:飯高伸五)
  • 4.通信環境

    【郵便局】 日本から国際スピード郵便(EMS)を送付することは出来ない。エア・メールで送れない場合は国際小包などを利用する。コロールの郵便局では、国際郵便の送付ができる。私書箱には空きがないため、新たな契約はできない。海外からの郵便物の受け取りは、所属機関の気付けにする必要がある。

    【電話】 ホテルなどからはダイヤル通話で日中は1分間に3~4ドル程度。夜間は1.15ドルと割安になる。そのほか、パラオ国立通信会社(Palau National Communication Corporation)が発売するプリペイド・カードなどを利用することもできる。

    【インターネット】 2009年の現在、公的機関ではワイヤレス・ランが導入されてきたが、コロールに数件あるネットカフェではまだ電話回線を用いているところもあった。一般家庭でインターネットを用いる場合は電話回線を用いるのが現状である。近年では、台湾の援助によって、インターネットのインフラの整備を進めようとする計画がある。

    (文責:飯高伸五)
  • 5.ビザ、調査許可

    訪問研究者は、パラオ国立博物館、パラオ・コミュニティー・カレッジなどを受け入れ先として長期滞在のビザ申請が可能である。

    (文責:飯高伸五)
  • 6.カウンターパート、来日経験のある研究者

    【現地研究機関など】 主要な研究機関、政府関連機関のホームページは以下のとおり。
    ベラウ国立博物館 (Belau National Museum) http://www.belaunationalmuseum.org/

    パラオ・コミュニティー・カレッジ (Palau Community College) http://www.palau.edu/

    パラオ国際サンゴ礁センター (Palau International Coral Reef Center) http://www.picrc.org/

    パラオ自然保護協会 (Palau Conservation Society) http://www.palau-pcs.org/

    保健省 (Ministry of Health) http://www.palaugov.net/palaugov/Executive/Ministries/MOH/MOH.htm

    社会文科省芸術文化局(The Bureau of Arts and Culture, Ministry of Community & Cultural Affairs) http://www.palaugov.net/PalauGov/Executive/Ministries/MCCA/AAC.htm

    【近年来日した研究者など】
    ・女性大首長ビルン・グロリア・サリー(Bilung Gloria Salii)氏が、2002年に金沢市で開催された国際シンポジウム「グローバリズムとミクロネシアの伝統文化」に参加。
    ・社会文科省芸術文化局のリンダ・テラムス(Linda Tellames)氏が、2008年に天理大学で開催されたシンポジウム「産む・育てる・伝える」に参加。

    (文責:飯高伸五)
  • 7.大学図書館、アーカイブス、本屋

    【図書館】 コロールには、公共図書館、パラオ・コミュニティー・カレッジ図書館、ベラウ国立博物館研究図書館、最高裁判所付属のSingichi Ikesakes記念図書館がある。公共図書館は一般向けの図書館である。パラオ・コミュニティー・カレッジ図書館、ベラウ国立博物館研究図書館では地域情報の収集ができる。パラオ・コミュニティー・カレッジ図書館にはミクロネシア-パシフィック・コレクションのコーナーがあり、パラオを中心としたミクロネシア関連文献のほか、地域出版物が所蔵されている。Singichi Ikesakes記念図書館は、パラオの法令集、判例などを閲覧することができる。

    【アーカイブス】 パラオ国立公文書館(Palau National Archives)には太平洋信託統治領アーカイブス(Trust Territory of the Pacific Archives)のマイクロフィルム版が所蔵されている。

    【本屋】 パラオには書籍の専門店はないが、ベラウ国立博物館およびエピソン博物館のギフトショップ、パラオ・コミュニティー・カレッジの売店で僅かながら専門書も販売されている。コロールのショッピングセンターには雑誌や一般書が僅かに並ぶ程度である。Palau Horizon、やTia Belauなどの地元紙は、多くのコロールの売店やレストランで購入することができる。

    (文責:飯高伸五)
  • 8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

    メディアなどによる映像の撮影には州ごとに撮影許可を申請する必要がある。

    (文責:飯高伸五)
  • 9.調査グッズの現地調達

    コロールのショッピングセンターでは、ほとんどの調査グッズを入手することができる。ネガ・フィルムや電池のほか、機種は限られているが映像機器類も販売している。鉛筆やノート類などの文房具、パソコンとその周辺機器も販売している。食器、衣類、トイレットペーパーなどの生活必需品のほか、虫除けスプレーや一般的な市販の薬も入手できる。

    (文責:飯高伸五)
  • 10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

    【日本の研究者・専門家】(敬称略)
    歴史学・国際政治学:今泉裕美子、樋口和佳子、高村聡史
    教育学:宮脇弘幸、福田須美子、森岡純子
    言語学:岡山陽子、渋谷勝己、松本和子、由井紀久子、ダニエル・ロング
    政治学・経済学:小川和美、小林泉、松島泰勝、三田貴
    考古学:印東道子
    文化人類学:青柳真智子、遠藤央、須藤健一、三田牧、安井眞奈美、山本真鳥、飯高伸五
    建築学:安藤徹哉、小野啓子、辻原万規彦
    都市工学:飯田晶子
    音楽学:小西潤子、山口修
    サンゴ礁学:茅根創
    公衆衛生:梅崎昌裕
    海洋生物学:倉田洋二
    その他:上原伸一

    (文責:飯高伸五)
  • 11.そのほか、各地域情報など

    【首都移転】 2007年にコロールからマルキョクへ首都が移転したが、コロールは依然として国内最大規模の都市である。マルキョクには立法、行政、司法の主要部門が移転してはいるが、都市化が進展しているわけではない。

    【日本との関わり】 1914年から1945年まで日本統治下にあり、南洋庁が設立されたコロールは統治の中心地であった。太平洋戦争中には戦場となり、軍人・軍属、民間人に多くの死者を出したため、戦後は様々な慰霊団、遺骨収集団が派遣された。コロールの日本人墓地には戦前の墓のほか、戦後に建てられた慰霊碑も多くある。激戦地となったペリリュー島、アンガウル島にも多くの戦争遺跡、慰霊碑が残されている。現地人の高齢者のなかには日本語話者も少なくない。

    (文責:飯高伸五)

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