マレーシア

 
  • 1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

  • 2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

    空港(空路による出入国)
    日本(成田・羽田・関空)から直行便が出ている国際空港は以下の通り。以前就航していた中部便や福岡便は、廃止された。
    クアラルンプール国際空港(http://www.klia.com.my/):MH(マレーシア航空)、JAL、ANA(MHとのコードシェア便)、エアアジアが就航。マレーシアのハブ空港であるため、半島側とボルネオ側双方を含めたマレーシア各地に移動する際にはよく利用される。また、東南アジアのハブ空港を目指しており、周辺の東南アジア諸国のフライトも頻繁に飛んでいる。同空港は、クアラルンプール市内から離れているため、鉄道やバス、タクシーを利用する必要がある。鉄道は、KL Sentral駅に直行するEkspres(http://www.kliaekspres.com/erlsb/KLIAEkspres/tabid/90/Default.aspx)(料金:35リンギ)と、プトラジャヤなど途中3駅に停車するTransit(http://www.kliaekspres.com/erlsb/KLIATransit/tabid/96/Default.aspx)(料金:35リンギ)があり、所要時間は30分ほど。バスは、同じくKL Sentral駅行きのAirport Coach(http://www.airportcoach.com.my/home.htm)(料金:10リンギ)があり、所要時間は1時間から1時間30分ほど。タクシーは、正規業者であるAirport Limo(http://www.airportlimo.my/)の空港内チケット・カウンターで前払い制のチケットを購入する。行き先によって料金が決まっているので、不当に高い金額を請求されることはない。クアラルンプール市内行きだと、Budget(マレーシア国産大衆車)が70リンギほど、Premier(マレーシア国産高級車や日本車)が100リンギほど、Luxury(ベンツ、ジャガーなど)が180リンギほどが目安である。3-4人のグループならば、鉄道を利用するよりも、直接ホテルまで向ってくれるタクシーのBudgetの方が安くて一手間省くことができる。
    KL Sentral駅:クアラルンプール国際空港から鉄道ないしはバスに乗った場合、目的地となるのがKL Sentral駅である。ここからクアラルンプール市内・近郊に移動するには、鉄道かバス、タクシーを利用することになる。鉄道は、KTM、Kelana Jaya Line (旧:LRT)、Monorailの乗換駅である。ただし、Monorailの駅は若干離れている(目の前なので迷うことはない)。バスは、Monorailの駅の前にRapid KLの停留所があり、市内の複数の路線が出ている。タクシーは、タクシー・チケットを購入するか、駅から離れて流しを拾うことになる。なお、KL Sentral駅には、クアラルンプール国際空港のチェックイン・カウンターが設置されている。マレーシア航空とロイヤルブルネイ航空の利用者は、空港に行く前にここでチェックインができる。もちろん、荷物も預かってくれる。ただし、ここでチェックインするには、Ekspresを利用するのが条件となっており、事前にチケットを購入する必要がある。Ekspresのチケット販売所は、チェックイン・カウンターの目の前にあるので、特に迷うこともないだろう。
    コタキナバル国際空港(http://www.malaysiaairports.com.my/index.php?ch=17&pg=55&ac=173):MH、JAL、ANA(MHとのコードシェア便)が就航。いずれも、コタキナバル経由クアラルンプール行。サバ州にある空港。ボルネオ島側のハブ空港であるため、ボルネオ島の各地に行く際にはよく利用される。空港から繁華街へは、タクシーかバスを利用することになる。それほど距離は離れていないものの、時間帯によっては道路が渋滞しているので、移動する際には時間に余裕をみておいたほうがよい。
    日本から直行便が出ていない国際空港は以下の通り。これらの空港へは、主にMHかエアアジア等を利用して、上記2空港かあるいは近隣諸国から入ることになる。
    ペナン国際空港(http://www.malaysiaairports.com.my/index.php?ch=17&pg=55&ac=172):マレー半島側のペナン島にある空港。同島の南部にあるため、ジョージタウンなど北部の繁華街へ移動するには、タクシーを利用する必要がある。
    ランカウイ国際空港(http://www.malaysiaairports.com.my/index.php?ch=17&pg=55&ac=171):マレー半島側のランカウイ島にある空港。
    クチン国際空港(http://www.malaysiaairports.com.my/index.php?ch=17&pg=55&ac=174):ボルネオ島側のサラワク州にある空港。
    国内線専用の空港も複数存在している。
    (2010年10月現在、福島康博)

    陸路による出入国
    タイ・マレーシア間
    マレー鉄道だとペルリス州(西海岸側)、高速道路だとペラ州(西海岸側)とクランタン州(東海岸側)経由で出入国ができる。
    シンガポール・マレーシア間
    マレー鉄道に乗車しながら出入国する方法と、バス・タクシー・自家用車・徒歩などにてマレーシア・シンガポール連絡橋を経由して出入国する方法がある。いずれもジョホール州経由となる。
    インドネシア・マレーシア間
    ボルネオ島(カリマンタン島)では陸路での国境越えが可能。マレーシアのクチンとインドネシアのポンティアナクを結ぶバス路線などが出ている。
    ブルネイ・マレーシア間
    ブルネイのバンダル・スリ・ブガワンとサラワク州のミリとを結ぶバスが出ている。
    (2010年7月現在、福島康博)

    海路による出入国
    タイ・マレーシア間
    タイのサトゥーンとランカウイ島の間を航行するフェリーが存在する。
    インドネシア・マレーシア間
    スマトラ島・マレー半島間ならブラワン・ペナン島間とドゥマイ・マラッカ間が、ボルネオ島(カリマンタン島)ならヌヌカンないしはタラカン島とタワウを結ぶフェリーがそれぞれ存在する。
    (2010年7月現在、福島康博)

    ホテル
    首都クアラルンプールなど都市部においては、バックパッカー向けの安宿から、欧米日資本の高級ホテルまで各種揃っている。宿泊料金は、欧米資本の高級ホテルチェーンにおいては、他の東南アジア諸国の同系列のホテルよりもおおむね安い。ただ、近年は物価高騰に合わせて値段が高騰している。また、クアラルンプールとその周辺においては、F-1の開催時期は極端に値段が高くなる上に予約が困難になるため、注意されたい。他にも、スクールホリデーの時期やハリラヤ(ラマダーン明け)においては、ホテルの予約を取るのが難しくなると言われている。
    (2010年7月現在、福島康博)
    換金/TC
    通貨:通貨単位はリンギ(RMあるいはMYRと略記される)。補助通貨はセン(Sen)で、100セン=1リンギ。1リンギ=約27円。1997年のアジア通貨危機以降、長らく米ドルとのペッグ制を採用していたが、現在は廃止されている。
    換金:近年、成田空港など日本国内でも換金ができるようになってきているがレートが悪いため、マレーシア国内で換金した方が無難。銀行やホテルの他、街中の両替商でも日本円は容易に換金ができる。両替商は、大型ショッピング・モールや繁華街で簡単にみつけることが出来る。
    TC:銀行などで換金が可能。換金にあたっては、額面の金額にかかわらず、1回当たり数リンギの手数料がかかる。
    現金・TCの持込・持出に関する規制:マレーシアは、外国通貨とリンギの持込・持出について、金額によっては中央銀行からの許可が必要になる場合があり、これに違反すると逮捕されるので注意されたい。特に問題となるのは(1)1,000リンギ以上の国内持込・国外持出と、(2)出国時における入国時以上の金額の保持である。具体的なケースに当てはめると、(1)は「マレーシアの大学に学費を支払うため、日本国内で換金し、1,000リンギ以上を持ってマレーシアに入国する」というケース、(2)は「10万円持ってマレーシアに入国した。現地でさらに銀行口座から数万円分引き出したものの、カウンターパートが飲食・交通費を負担してくれたので、結局ほとんどお金を使わず、10数万円を財布に入れてマレーシアを出国する」というケースが該当する。対策としては、(1)は換金はマレーシア国内で行う、(2)は最初に持ち込んだ以上の金額を手元に残さない、という方法が考えられる。なお、外貨の持込については上限がない。出入国カードに「持込額」の記入欄があるので、正しく申告すれば特に問題はない。また、税関で財布の中身を確認されるようなこともないので、ルールに従っている限りにおいては、それほど神経質になる必要はないと思われる。このような現金・TCの持込・持出に関する規制は、頻繁に制度が変わるため、常に最新の情報を入手するよう注意されたい。
    (2010年7月現在、福島康博)
    治安
    政治的理由等により、地域によっては治安の悪いところがあるので、そうした地域に行く際には、最新の情報を入手しておいたほうがよい。注意すべき地域は、以下の通り。
    マレー半島北部:タイ深南部3県の治安が悪いため、これと国境を接している同地域は、注意が必要。
    サバ州東海岸:海賊による身代金目的の外国人誘拐事件が発生している。
    1969年のいわゆる5.13事件以降、死者が出るような大きな暴動やテロ事件は、都市部では発生していない。しかしながらここ数年、クアラルンプールを中心に大規模なデモが時折発生しては、多数の逮捕者が出ている。不測の事態に巻き込まれないよう、現地の最新情報には十分注意されたい。
    マレーシアは、東南アジアにおいては比較的治安がいい国として知られているが、それでも各種の犯罪・事件が発生している。バイクによる引ったくりやスリには特に注意されたい。また、いかさま賭博で身包みはがされる事件も多数発生している。
    交通事故が大変多い。自身が車を運転したりタクシーに乗る際はもちろん、道を歩く時には十分な注意が必要。
    マハティール元首相によるルックイースト政策のおかげで、対日感情は大変良好である。しかしながら、マレーシア政府は日本人を含めた外国人による犯罪に対しては毅然とした態度を取っている。日本人が関与した主な事件としては、覚醒剤のドバイからの持込事件や、オーストラリアへの覚醒剤持出の運び屋にされた事件(メルボルン事件)、北京五輪の聖火リレー妨害事件などがある。
    (2010年7月現在、福島康博)
  • 3.医療情報

  • 4.通信環境

    インターネット
    たいていのホテルは、自室やロビーでLANケーブル接続ないしは無線LANでインターネットにアクセスできる。しかし、料金が非常に高い。ホテルによっては、24時間のプリペイドカードがRM50を超えるところもある。
    都市部では公共無線LANが発達していて、欧米資本の喫茶店やファストフード店で接続ができる。
    インターネット・カフェは多い。地域にもよるが、1時間で数リンギ程度。日本語表示や日本語入力が可能かどうかは、お店やパソコン次第となる。なお、時期や時間帯、場所によっては、地元の中学生・高校生が集団でオンラインゲームに興じていて、実に騒がしいこともある。
    後述の携帯電話のSIMカードによっては、1日、1週間、1ヶ月などの単位で「インターネット使い放題」のプランがある。日本のe-mobileのpocket wifiのように、SIMフリーの端末をマレーシアに持参し(あるいは現地でそういったものを購入し)、SIMカードを挿せば、SIMカードの携帯電話のエリア内なら街中でもインターネットへのアクセスが可能である。
    (2010年10月現在、福島康博)
    携帯電話
    日本の携帯電話は、各社ともローミングに対応しており、古い機種でなければ、そのままマレーシア国内で使用が可能。もちろん、料金は高い。
    頻繁に電話する、長期滞在する、何度もマレーシアに行き来する、という状況であれば、マレーシア国内でプリペイド式の携帯電話を購入するのも手である。DiGi、Maxis、CelcomなどのキャリアーのSIMカードと、NOKIAなどの携帯電話本体をそれぞれ購入する。携帯電話本体は、新品なら数百リンギから1-2千リンギまで。マレーシア国内の経済事情から考えれば、比較的高価である。中古品もよく売っている。
    携帯電話の電話番号は、01X-○○○○○○○。このうち、Xの部分がキャリアーによって異なる。逆に言うと、Xの部分を見れば、その人がどこのキャリアーの携帯電話を使用しているかわかる仕組みになっている。
    ちなみに、クアラルンプールの電話番号は03-○○○○○○○○であるため、東京都内の電話番号と混同することがあるので、注意が必要。マレーシア人の知り合いに自分の名刺をわたしたところ、クアラルンプールの電話番号と勘違いして全然関係ないところに電話していた、という笑い話をたまに耳にする。もちろん、日本人が日本国内でクアラルンプールの番号をかけていた、という逆バージョンの話もある。
    (2010年7月現在、福島康博)
  • 5.ビザ、調査許可

    ビザ
    日本国籍を有する者は、90日間はビザなしでマレーシアに留まることが可能。90日の期間終了直前にいったんマレーシアを出国し、すぐにマレーシアに再入国することで、実質的には1年間で180日までビザなしで滞在できる。ただし、頻繁にこれを繰り返すと、入管で入国を拒否されることがるので注意が必要。
    マレーシアで調査を行う場合は、調査許可証(Research Pass、詳細は下記参照)と共に、長期滞在のためのビザを取得する必要がある。研究者はProfessional Visit Passを取得することになる。詳細はマレーシア入国管理局のウェブサイト(http://www.imi.gov.my/index.php/en/services/employer/384-pekerja-mahir)を参照のこと。

    (2010年7月現在、福島康博)

    調査許可
    マレーシアで調査を行う場合は、ビザと共に、調査許可証(Research Pass)を取得する必要がある。調査許可証は、プトラジャヤにある首相府経済計画局(Economic Planning Unit, Prime Minister's Department)で取得する。
    調査許可証取得に関する首相府経済計画局のウェブサイトはこちら。
    http://www.epu.gov.my/undertaking
    調査許可取得の経験談が、下記のウェブサイトに掲載されており、参考になる。
    篠崎香織2005.「調査許可証とプロフェショナル・パスの取得方法」
    http://jams92.org/pdf/NL32/32(12)_shinozaki.pdf
    須田一弘2007.「調査許可証とプロフェッショナル・パスの取得方法の変更点について」
    http://jams92.org/pdf/NL38/38(22)_suda.pdf
    黒田景子2010.「タイ=マレー境域のフィールド調査事情について:南タイと北マレーシア」
    http://www.aa.tufs.ac.jp/~gisr/forum/forum2010w01.pdf
    山本博之2005.「サバ(コタキナバル)調査案内」
    http://jams92.org/pdf/NL33/33(20)_yamamoto.pdf
    佐久間香子(不明).「マレーシア/サラワク州ミリ省の国立公園での調査のための手続き」
    http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/asia/chiiki/PDF/sakuma1.pdf
    長谷川悟郎(不明).「マレーシア/サラワク州での調査のための手続き」
    http://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/asia/chiiki/PDF/hasegawa1.pdf
    ボルネオ生物多様性保全・生態系保全プログラム2002.「マレイシア・サバ州に於ける社会経済調査研究の許可について: 調査研究許可・標本の州外持ち出し・論文発表など」
    http://www.bbec.sabah.gov.my/japanese/Society/SocResearchPermission.htm

    この制度は、突然許可の条件が変更されたり、取得手数料が改定されたりすることがままあり、またそうした変更情報が関係機関のウェブサイトに記されていないこともあるので、注意されたい。
    (2010年12月現在、福島康博)
  • 6.カウンターパート、来日経験のある研究者

    カウンターパート
    マレーシアの主要大学(universiti)は以下の通り。
    マラヤ大学(Universiti Malaya: UM): 所在地:クアラルンプール
    http://www.um.edu.my/
    マレーシア国民大学(Universiti Kebangsaan Malaysia: UKM): 所在地:セランゴール州
    http://pkukmweb.ukm.my/v3/index.php?lang=bm
    マレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia: USM): 所在地:ペナン州
    http://www.usm.my/my/
    マレーシア工科大学(Universiti Teknologi Malaysia: UTM): 所在地:ジョホール州
    http://www.utm.my/
    マレーシア北部大学(Universiti Utara Malaysia: UUM): 所在地:ケダー州
    http://www.uum.edu.my/w10/
    マレーシア・サバ大学(Universiti Malaysia Sabah: UMS): 所在地:サバ州
    http://www.ums.edu.my/webv3/
    マレーシア・サラワク大学(Universiti Malaysia Sarawak: UNIMAS): 所在地:サラワク州
    http://www.unimas.my/
    マラ工科大学(Universiti Teknologi MARA:UiTM): 所在地:セランゴール州
    http://www.uitm.edu.my/index.php/en
    マレーシア・プトラ大学(Universiti Putra Malaysia: UPM): 所在地:セランゴール州。旧マレーシア農業大学(Universiti Pertanian Malaysia)。
    http://www.upm.edu.my/
    国際イスラーム大学(Universiti Islam Antarabangsa Malaysia: UIAM): 所在地:クアラルンプール、セランゴール州
    http://www.iiu.edu.my/
    (2010年7月現在、福島康博)

    PSSM
    マレーシア国内で最大級の社会科学系の研究者コミュニティーが、Persatuan Sains Sosial Malaysia(http://pssmalaysia.tripod.com/)(マレーシア社会科学協会)である。2年に一度、International Malaysian Studies Conference(国際マレーシア学会議)を開催しており、200本以上の報告・パネルが実施されている。毎回、日本人研究者も数名が報告をしている。
    (2010年7月現在、福島康博)

    来日経験のある研究者
    共同研究や招聘講演など日本人研究者とのネットワークを通じて、多くのマレーシア(人)研究者が来日している。思いつくままに、順不同で下記のように挙げてみた。なお、一定数の人数が揃った段階で、アルファベット順や研究分野順等で並べ替える必要があると考えている。
    シャムスル・アムリ・バハルディーン(Shamsul A. B.): 所属:マレーシア国民大学、専攻分野:人類学。第19回福岡アジア文化賞学術研究賞受賞者。
    アブドゥルラーマン・エンボン(Abdul Rahman Embong): 所属:マレーシア国民大学、専攻分野:社会学。PSSM会長。
    ジョモ・スンダラン(Jomo K. Sundaran): 所属:マラヤ大学、専攻分野:経済学。
    アジザ・カッシム(Azizah Kassim): 所属:マレーシア国民大学、専攻分野:社会学。
    ジャクリーン・キティガン(Jacqueline Kitingan): 所属:マレーシア・サバ大学、専攻分野:人類学。
    フィンチュリー・ジョニウ(Finchley G. Johniu): 所属:サバ州開発問題研究所(Institute for Development Studies (Sabah))、専攻分野:人類学、観光学。
    アブドゥルラヒーム・アブドゥルラーマン(Abdul Rahim Abdul Rahman): 所属:マレーシア国際イスラーム大学、専攻分野:イスラーム金融論。
    (2010年7月現在、福島康博)
  • 7.大学図書館、アーカイブス、本屋

    大学図書館
    大学図書館については、坪井・鈴木・篠崎2005.「クアラルンプール市内およびその周辺での資料収集案内」を参照のこと。
    http://jams92.org/pdf/NL32/32(06)_tsuboi_suzuki_shinozaki.pdf
    (2010年7月現在、福島康博)
    アーカイブス
    最も充実しているのが、クアラルンプールにあるマレーシア国立図書館(Perpustakaan Negara Malaysia)であろう。利用するには会員登録が必要だが、外国人でも登録が可能。
    http://www.pnm.gov.my/pnmv3/index.php?id=50
    その他、アーカイブスについては、坪井・鈴木・篠崎2005.「クアラルンプール市内およびその周辺での資料収集案内」を参照のこと。
    http://jams92.org/pdf/NL32/32(06)_tsuboi_suzuki_shinozaki.pdf
    (2010年7月現在、福島康博)
    本屋
    大手書店チェーンとして、以下の書店を挙げることができる。いずれも、都市部のショッピングモールにはたいてい出店している。マレー語、英語、華語、タミール語の書籍の品揃えが充実。英語に関しては、マレーシア国内の出版物だけでなく、欧米の出版物も扱っている場合が多い。ここに挙げた書店は、いずれも一般向けの書店であるが、研究者向けの書籍もある程度は揃っているので、時間が許すのであるならば一度足を運ぶ価値はあるだろう。
    MPH Bookstore:シンガポール資本だが、マレーシアの各地で店舗展開を行っている。クアラルンプールのメガモール内にある店舗は、大変広い。
    http://www.mphonline.com/welcome/welcome.aspx
    POPULAR(大衆書局):どちらかというと、華語の書籍が充実している。また、学習参考書に力を入れているので、マレー語や華語、イスラーム、マレーシア史などの基礎的な勉強をするために、それらを購入してみるのも面白い。
    http://www.popular.com.my/home.aspx
    Times:雑誌が充実している。
    http://www.timesbookstores.com.my/
    紀伊国屋:日本語の書籍や日本の出版社が発行した英語の書籍も扱っている。
    http://bookweb.kinokuniya.co.jp/indexohb.cgi?AREA=05
    イスラーム関係の書籍を専門に扱う書店としては、Saba Islamic Mediaが比較的充実している。チェーン展開を行っている。
    http://www.saba.com.my/v2/
    (2010年7月現在、福島康博)
  • 8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

    電化製品関連の諸情報
    電圧:240V、周波数:50Hz、コンセントの形:BF(場所によってはB、B3、Cのところもある)、カラー映像方式:PAL(PALとNTSC両対応のテレビやDVDプレーヤーも多く流通している)、DVDのリージョンコード:3。
    (2010年7月現在、福島康博)
    物流
    郵便:通常の郵便物はPOS(http://www.pos.com.my/v1/MAIN2.ASP)を利用する。郵便事情は概ね悪くはないが、時々郵便物が届かなかったり、大幅に遅れることもある。私の経験だと、差出・受取ともにクアラルンプール市内だったのにもかかわらず、届くのに2ヶ月かかったことが1度だけあった。大きな荷物を国内外に送る場合は、POSLAJU(http://www.pos.com.my/v1/main2.asp?c=/v1/tariff/poslaju/emsrate.asp)を利用する。
    DHL:DHL Malaysia(http://www.dhl.com.my/en.html)が業務を行っており、利用が可能。各地にオフィスがある。
    日系の輸送会社:ヤマト運輸、日本通運などが現地法人を設立している。留学など日本からまとめて物資を輸送する際には、「海外引越しパック」などのパッケージサービスを利用することができる。
    (2010年7月現在、福島康博)
    持ち出し、持ち込み
    「マレイシア・サバ州に於ける社会経済調査研究の許可について調査研究許可・標本の州外持ち出し・論文発表など」
    http://www.bbec.sabah.gov.my/japanese/Society/SocResearchPermission.htm
  • 9.調査グッズの現地調達

  • 10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

    研究者コミュニティー
    日本マレーシア学会(http://jams92.org/):社会科学を中心としたマレーシア研究者からなる、国内最大の研究者コミュニティーは、日本マレーシア学会(旧:日本マレーシア研究会、略称:JAMS)であろう。1992年に発足し、現在の会員数は約190名(同ウェブサイトhttp://jams92.org/aboutjams.htmlより)。
    上記の学会以外で、マレーシアに関する報告が比較的多く行われている社会科学系学会として、日本東南アジア学会、アジア政経学会、国際開発学会などを指摘できる。
    (2010年7月現在、福島康博)

    日本人研究者
    北山 兼弘、安間 繁樹、松林 尚志、村井 勅裕、久世 濃子、金森 朝子、松田 一希、半谷 吾郎、鮫島 弘光、中島 啓裕
    <調査地>
    サバ州
    ダナムバレー森林保護区(Danmu Valley Conservation Area)及びボルネオ・レインフォレストロッジ(Borneo Rainforest Lodge)の概要 ダナムバレー森林保護区は、サバ財団(Yayasan Sabah)が伐採権をもつ地域の中にある438km2の保護区です。イギリス王立協会の提言を受けて、伐採開始前の1963年に、サバ財団がダナムバレーを保護区に指定したため、東南アジアでは数少ない、手つかずの原生林が残っています。ダナムバレー森林保護区周辺には200年前までは、先住民のスンガイ・ドゥスン族の人が住んでいて、保護区内には天然の洞穴を使った先住民の墓も残っています。村人達が病気の発生によって移住してしまった後、ダナムバレーは長く無人の地になっていたため、保護区に指定された時には保護区内に住んでいる人はいませんでした。1986年にイギリス王立協会の支援を受けて、サバ財団がダナムバレー・フィールドセンター(Danum Valley Field Center:DVFC)を設立し、研究・(環境)教育・観光(Nature Tourism)目的で、保護区内で活動することが可能になりました。本来、研究・教育が主な目的だったDVFCですが、増加する観光客の対応に追われた為、1995年にサバ財団の子会社がボルネオ・レインフォレストロッジ(Borneo Rainforest Lodge:BRL)を建設、開業しました。BRLは1泊3食1人2万円~という非常に高価な価格設定になっていますが、手つかずの熱帯雨林の中で、24 時間の電気供給、お湯のシャワーまで使うことができる設備を考えるとやむを得ないともいえます。高額な宿泊費にも関わらず、欧米人と日本人旅行客を中心に非常に人気があり、特に3~4月と7~9月の繁忙期には半年前には予約しないと宿泊することは難しいのが現状です。多くの旅行客は手つかずの熱帯雨林、珍しい鳥(宿泊客の半分以上はバードウォッチャー)、オランウータンなどの動物を見ることを目的に訪れます。 ダナムバレーに最も近い町は、サバ州で第4の都市、ラハダツ(Lahad Datu)で、州都コタキナバル(Kota Kinabalu)から飛行機で50分ほどの距離にあります。飛行機の便は毎日5便ほど飛んでいます。ラハダツからダナムバレーまでは直線距離で約 80km、ラハダツから車で2時間半ほどかかります。公共交通機関はなく、DVFCかBRLの送迎サービス(有料)を利用するか、事前に保護区への入場許可をとったうえで、自家用車(レンタカー)で乗り入れるしかありません。保護区への道は3分の1は未舗装道路で、特に雨季(12月~1月)は道路があちこち陥没します。道がすべりやすい、急坂も多いので雨季はもちろん乾季でも四輪駆動車が必須です。
    ダナムバレー保護区の自然(植物相・動物相・地形)とDVFCに関する詳しい情報は、次のサイトを参照して下さい。
    http://www.searrp.org/danum.cfm
    BRLに関する詳しい情報は、ロッジを経営する旅行会社の次のサイトを参照して下さい。
    http://www.borneonaturetours.com/

    またインターネット上で日本人旅行者による旅行記が多数公開されています。
    セピロク・オランウータン・リハビリテーションセンターの概要 セピロク オランウータン リハビリテーション センター(Sepilok Orangutan Rehabilitation Centre: SORC) は、当時のサラワク博物館長夫人であったバーバラ・ハリソン女史が世界野生生物保護基金(WWF)の支援を得て、オランウータンが稀少で絶滅の危機に瀕していることをサバ州政府に訴えたことを契機に、1964年にサバ州政府よって設立されました。今日では世界で最も長い歴史をもつリハビリテーションセンターとなっています。 センターの目的は、傷ついたり、母親や生息地を失ったりしたオランウータンたちを森へ帰すことです。300頭以上の孤児たちがリハビリテーションの課程を無事終了し、センターに隣接する43 km2のカビリ-セピロク森林保護区へと帰っていったと、センターは報告しています。カビリ-セピロク森林保護区はサンダカン湾へと流れ込む2つの川の名前にちなんで名付けられ、この保護区には貴重な低地熱帯雨林とマングローブ湿地林が広がっています。 セピロクはサバ州第2の都市、サンダカン(Sandakan)の近郊に位置し、サンダカン空港から車で40分ほどの場所にあります。タクシー、バスなどの公共交通が利用できますが、ほとんどの外国人旅行者はツアーのバンや大型バス、マレーシア人の行楽客は自家用車を使ってやってきます。道路はセンターまで舗装されており、快適です。 毎日10時と15時に森の中に設置された給餌台で、職員がオランウータンに餌を与える様子を見学することができます(有料:外国人は1人1日 30RM)。しかし見学者がオランウータンに触ったり、餌を与えることは禁止されています。 セピロクに関する詳しい情報は、次の久世のサイトを参照して下さい。 (久世濃子)
    スカウ村/キナバタンガン川流域の概要
    ダラマコット森林保護区の概要
    キナバル山州立公園の概要
  • 11.そのほか、各地域情報など

    【政治】
    政体
     立憲君主制。
     国家元首はアゴン(Yang di-pertuan Agong)。アゴンは、マレーシア13州のうち9つの州のスルタン(Sultan)から互選によって選ばれる。任期5年。アゴンの役割は、各役職の任命権、議会の解散権など。他にも、憲法ではイスラームの長と規定されている。
     憲法はマレーシア連邦憲法(Perlembagaan Malaysia)。

    連邦議会
     上院(Dewan Negara)と下院(Dewan Rakyat)による二院制。
     上院は定数70名。うち、26名が各州の州議会が2名づつ選出、残る44名はアゴンが選出。任期3年。解散はない。
     下院は定数222名。いずれも選挙によって選出。任期5年。解散あり。下院選挙は、小選挙区制による。
     
    地方議会
     13州それぞれに州議会がある。1院制。定数は各州によって異なる。首長のポスト名は、9つの州(ぺルリス、ジョホール、ケダ、ペラ、セランゴール、ヌグリ・スンビラン、パハン、トレンガヌ、クランタン)ではMenteri Besarを、4つの州(マラッカ、ペナン、サバ、サラワク)ではKetua Menteriを、それぞれ使用。日本語では、いずれも「州首相」の訳語があてられる。Menteri Besarは州議会議員の中から各州のスルタンが指名し、スルタンがいない4つの州では、アゴンが州ごとに指名する州知事(Yang di-Pertua Negeri)が、州議会議員の中からKetua Menteriを指名する。
     他方で、クアラルンプール、ラブアン島、プトラジャヤの3つの連邦直轄領は、連邦直轄領省が行政を担っており、地方議会は存在しない。

    (以上、福島康博)

    【宗教】
    憲法上の規定
     憲法第3条1項において「イスラームは連邦の宗教である」と規定されている。他方で第11条では「自身の宗教を信仰・実践し、普及する権利を有する」と定められており、イスラームを含めた各宗教の自由が認められるとされる。

    イスラーム
     憲法第3条1項において、連邦の宗教とされている。また、国家元首であるアゴン(Yang di-pertuan Agong)が「イスラームの長(Head of the religion of Islam)」と規定されている。マレー系を中心に各民族に信者がいる。

    キリスト教
     チャイニーズ系、インド系、サバ・サラワク両州の各民族を中心にカトリックとプロテスタントの信者がいる。カトリックにおいては、フランシスコ・ザビエルがボルネオの守護聖人となっている。

    ヒンドゥー教
     インド系を中心に信者がいる。クアラルンプール郊外にあるバトゥ・ケイブ(Batu Cave)は、インド国外における最大の聖地とされている。

    中国系の宗教
     仏教、儒教、道教、徳教などの信者がいる。

    その他の宗教
     サバ・サラワク両州に住む各民族のうち、その民族独自の宗教を実践している民族がいる。インド系の一部には、シク教徒もいる。

    日本の宗教・新宗教
     創価学会、崇教真光、陽光子友乃会などがマレーシア国内に拠点を置き、活動を行っている。また、日本語で礼拝を行うキリスト教の教会も存在する。

     (以上、福島康博)

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