南アフリカ

 
  • 1.外務省ホームページ 各国・地域情勢

  • 2.旅行情報(空港、ホテル、換金/TC、治安など)

    日本から南アフリカへの直行便はない。南アフリカ航空(経由地:香港)、エミレーツ航空(経由地:ドバイ)、エティハド航空(経由地:アブダビ)、シンガポール航空(経由地:シンガポール)、タイ国際航空(経由地:バンコク)などの利用が一般的。

    町歩きは注意を怠らずに行う必要がある。かばんについたポケットなどを狙うスリも多い。夕方5時以降は大型ショッピングモールや、レストラン・バーなど以外の店も閉まり、街中でも人通りが少なくなるので、うろうろ歩くのは控えたほうがよい。

    町の中の公共の交通機関は、路線バスや乗り合いタクシーがある。バスステーションや乗り合いタクシー乗り場は、ローカルと長距離とで分かれている場合が多い。ローカルの乗り合いタクシーの料金は、場所や距離によって変わるがだいたいR5前後。ジョハネスバーグ・プレトリアではハウトレイン・バス(Gautrain Bus)、ケープタウンではマイシティ・バス(My Citi)も路線バスとして走っているが、駅などであらかじめカードを購入する必要がある。

    長距離の移動手段は、乗り合いタクシー、バス、電車がある。長距離バスはルートがかなり多様で、乗り心地も悪くない。電車は強盗被害も多いので気をつける必要がある。

    ジョハネスバーグの空港からは、ハウトレイン(Gautrain)が出ており、ジョハネスバーグの市内・長距離バスステーション(Park Station)やプレトリアの市内へ移動ができる。
    ケープタウンの空港からは、目的地に下ろしてくれるシャトルバス(R150)と、ケープタウン中心街に降ろしてくれるマイシティ(My Citi)という路線バス(R53)が出ている(空港-ケープタウンまではカードの購入必要なし)。
    レンタカーも空港ですぐ借りられるが、ほとんどの車種がマニュアルで、オートマはなかなかないし、割高になる。
    その他の地方空港は公共の交通手段がほとんどない。例えばブルームフォンテイン空港から市内まではタクシー(乗り合いではない)でR300ほどかかる。

    両替は空港にもあるが、都市部の大手ショッピングモールや、ケープタウンの市街地には両替所があり、日本円からの両替も可能。小さな個人商店でない限り、クレジット・カードを利用できる店が大半だが、筆者の経験ではクレジットの機械が壊れていることも多々あるので心配なときは確認をしたほうがよい。またスキミングの被害も多発しているので、支払いの際に注意する必要がある。街中にはATMがたくさんあるので、日本の銀行カードで現金を引き落としたり、クレジットのキャッシングをすることも可能。しかし、ATMでの詐欺(機械に細工をしてデータを読み取ってしまったり、助ける振りをしてカードを盗む詐欺)が多発しているため、銀行やショッピングモールなどの建物内のATMを利用するほうが安心。
  • 3.医療情報

    とくに必要な予防接種の必要はない。
    夏でも乾燥しているため、建物内や夕方以降は涼しいので羽織るものが必要。

    街中、ショッピングモールなどにはいたる所に薬局がある。
    病院は国立と私立があるが、国立病院は時間がかかりなかなか見てもらえないので、旅行者は私立病院に行くことになる。大都市には大手私立病院があり設備も整っているが、医療費は決して安くはない。また町には開業医も多くいる。
  • 4.通信環境

    安宿以外のホテルでは、大抵インターネット接続が可能。大型ショッピングモールや市街地にはインターネットカフェがある。料金(一時間約R10~R20)も設備(近年はウェブカメラもついたところが多い)も速度も場所によって異なる。また、無線LANが使えるカフェも多い。ケープタウンのインターネットカフェには日本語環境を備えたPCを置いているところもいくつかあるが、大抵日本語環境を自分で設定する必要がある。

    公衆電話は各地に設置されているが、建物の外に設置されているものは壊れている場合が多い。どの町でもダウンタウンに行けば携帯を利用したインフォーマルな電話屋もある。
    携帯電話が普及しており、プリペイド式のサービスも充実している。SIMカードは約R1で、スーパーや携帯電話屋で買える。しかし近年規制が厳しくなり、プリペイド式のSIMカードも住居登録をしなければならなくなった。
    プリペイド式携帯電話をチャージするためには、Air Timeと呼ばれるバウチャーを買う必要がある。大きな額のものはスーパーや携帯電話ショップ、PEPなどの量販店にも売っている。レシートに書かれたPINコードを入力するが、店員が盗み見て使用するという詐欺も報告されているので、購入後はすぐにチャージしなければならない。R10前後の少額のものであれば町のキヨスクにも売っており、あらかじめ封が閉じられたチケットのようになっているので番号が盗まれている心配がない。
  • 5.ビザ、調査許可

    90日以内の滞在にはビザは不必要。ただし、短時間のトランジットを含めて、黄熱汚染国を経由しての入国の際はイエローカードの提示が求められる。
    調査許可等も不必要。
    長期滞在の場合はmedical cerificateやradiological reportが必要となる。
  • 6.カウンターパート、来日経験のある研究者

    <主な提携協定校>
    ・早稲田大学とケープタウン大学
    ・関西外国語大学とクワズールー・ナタール大学

    <主な学術交流協定を結んでいる大学>
    ・東北大学とクワズールー・ナタール大学
    ・上智大学とステレンボッシュ大学
    ・北海道大学とヨハネスブルグ大学

    <主な来日経験のある研究者>
    ・Prof. Aldo Stroebel(University of Free State:農村開発)
    ・Prof. Alois Mlambo(University of Pretoria:歴史学)
    ・Prof. Deborah Posel(University of Cape Town:社会学)
    ・Prof. Ernst Kotzé(Nelson Mandela Metropolitan University, Emeritus Professor:言語学)
    ・Prof. Hussein Solomon(University of Free State:政治学)
    ・Prof. Jonathan Jansen(University of Free State:教育学)
    ・Dr. Max Price(University of Cape Town:公衆衛生、保健政策、医学教育)
    ・Prof. Scarlett Cornelissen(Stellenbosch University:国際関係)
  • 7.大学図書館、アーカイブス、本屋

    <図書館>
    以下紹介する図書館は全て、サイトから蔵書を検索できる。

    ・William Cullen Library, University of the Witwatersrand(ジョハネスバーグ)
    住所:1 Jan Smuts Avenue, Braamfontein 2000, Johannesburg
    図書館サイトトップ: http://www.wits.ac.za/library/12/home.html
    William Cullen Library サイト:
    http://www.wits.ac.za/library/campuslibrarylist/williamcullen/384/williamcullen.html#africana
    図書館は分野ごとにいくつも設置されているが、East CampusにあるWilliam Cullen Libraryの所蔵するコレクションは政治・経済・歴史、古書、植民地時代からの政府刊行物などが充実している。
    図書館へは外来者証を提示して入ることができる。East Campusへは、Jorissen Streetに面したSenate Houseの警備員室でパスポートを預けて、訪問期間を申告して、その期間の外来者証をもらい入る。外来者証を一度もらったら、他の入り口からも入れた(2009年時点)。
    教育学部などがあるParktown Campusには、East Campusからシャトルバスが出ている。

    ・UCT Library, University of Cape Town(ケープタウン)
    住所:Upper Campus, University of Cape Town, Rondebosch, Cape Town
    電話番号:(+27)21 650 3134(図書館代表)
    図書館サイト:http://www.lib.uct.ac.za/
    図書館へは、紹介状を持って、図書館受付で身分証とともに提示し、住所、所属機関、連絡先などを申告することで入れる。一時的な身分証などはもらえないが、受付に声を賭ければ出入りも自由にできる。コピーはカードを図書館内のカウンターで購入し、チャージすることで可能。
    キャンパスへは自由に出入りできる。ケープタウン市街地にあるHiddingh CampusからLower Campusまで、またLower CampusからはUpper Campusまではシャトルバスが出ている。

    ・Library, University of Pretoria(プレトリア)
    図書館サイト:http://www.library.up.ac.za/
    図書館へはDay visitorとして入る場合一日R50, 南ア外の学生証を提示すれば一ヶ月R100で入ることができる。コピーはカウンターにお願いする。
    キャンパスはIDがないと入れないので、警備員に身分証を見せて入る。

    ・Library, University of Free State(ブルームフォンテイン)
    図書館サイト:http://library.ufs.ac.za/
    キャンパス内へは誰でも入れる。
    紹介状を持って図書館受付にいくと、一時的な入館証がもらえることになっている。しかしあまり体制は整っていないようで、対応するスタッフによってはそのまま入れてくれたり、入れてくれないことも。筆者の場合は4回目の訪問時に入館証がもらえた。同キャンパス内には大学図書館・アーカイブの他にSA Media(http://www.samedia.uovs.ac.za/)という南ア政治に関する新聞のアーカイブがある。ここでは1978年以降の南ア政治に関する新聞切り抜きがPDF化されており、キーワードで記事を検索・閲覧できるようになっていて便利。

    <アーカイブ>
    ・National Archives of South Africa
    サイト:http://www.national.archives.gov.za/
    南ア各地に複数箇所あるが、サイトから所蔵を一括検索できる。閲覧は身分証を提示して、誰でも入れることになっている。周りに食事ができる場所がない場合が多いので、弁当持参でいく方がよい。

    <本屋>
    街中で見かけるチェーン店の本屋はほとんどの場合専門書が少ない。
    以下の本屋は全て、古本・新刊両方の専門書を扱っている。頼めば、箱詰めして日本への発送も請け負ってくれる。ネット注文も可能な店もある。

    ・Clarke’s Book(ケープタウン)
    住所:211 Long Street, Cape Town
    サイト:http://www.clarkesbooks.co.za/
    店員が非常に親切で、どのような本を探しているかを伝えると探してくれる。二階が古本売り場。

    ・Select Books(ケープタウン)
    住所:232 Long Street, Cape Town
    サイト:http://www.selectbooks.co.za/
    絶版本なども扱う。店主が大変親切で、関心を伝えると紹介してくれる。

    ・Protea Book Shop(プレトリア:、ハットフィールド)
    University of Pretoriaからすぐの立地。その他にも各地に支店あり。
    住所:1067 Burnett Street, Hatfield, Pretoria
    サイト:http://www.proteaboekhuis.com/index.php/
  • 8.機材・資料の持ち出し、持ち込み

    発送・受け取りに関しては特に問題はない。通常航空便で数週間、船便で約3ヶ月。しかし郵便は時に数ヶ月以上、時間がかかることがあるので注意。
  • 9.調査グッズの現地調達

    文具は町のどこでも調達可能。ただし品質がいいものは大手ショッピングモールなどに行かないと見つからないことも。大都市であれば電子機器やアウトドアグッズなども売られている。
  • 10.日本人研究者情報/これまでの調査、科研

    (自然環境、歴史、政治、経済、宗教、文化など各分野で活躍する研究者など)

    ・阿部利洋(大谷大学)
    専門:社会学
    南アフリカ真実和解委員会に関する論考。

    ・遠藤貢(東京大学)
    専門:現代アフリカ政治、比較政治、国際政治
    民主化後の南アフリカ政治と市民社会などに関する論考。

    ・北川勝彦(関西大学)
    専門:経済史
    植民地期南アフリカの経済史、日本-南アフリカ通商関係史などに関する論考多数。

    ・楠瀬佳子(京都精華大学)
    専門:アフリカ文学
    南アフリカの英語文学や、母語教育への取り組みなどに関する論考多数。

    ・佐伯尤 (関東学院大学名誉教授)
    南アフリカ金鉱業

    ・佐藤千鶴子(アジア経済研究所)
    専門:南アフリカ政治社会
    土地改革、特にクワズールー・ナタール州に関する論考。

    ・西浦昭雄(創価大学)
    専門:アフリカ経済論、開発経済学
    労使関係、南ア企業の観点からの論考。

    ・林晃史
    専門:南部アフリカ政治経済論
    1970年代からの南アの経済・政治分析に関する論考。

    ・平野克己(アジア経済研究所)
    専門:アフリカ地域研究、開発経済学
    ポスト・アパルトヘイトの南アフリカ政治・経済などに関する論考。

    ・前川一郎(創価大学)
    専門:イギリス帝国史
    20世紀初頭の南ア連邦の形成や連邦の政策決定過程などに関する論考。

    ・牧野久美子(アジア経済研究所)
    専門:南アフリカ現代政治、比較政治学、国際関係論
    特に市民社会、社会保障に関してなどの論考。

    ・峯陽一(同志社大学)
    専門:人間の安全保障研究、開発経済学。Stellenbosch Universityでの勤務経験を持つ。
    アパルトヘイト関連書籍の翻訳、アパルトヘイト後の南アフリカ社会に関する論考多数。

    ・宮内洋平(立教大学)
    専門:経済人類学、経済・社会地理学、文化理論
    ジョハネスバーグの都市空間の再編、新自由主義体制下の民衆などに関する論考。
  • 11.そのほか、各地域情報など

    南アフリカ関連リンク集(アジア経済研究所)
    http://www.ide.go.jp/Japanese/Links/Southern_africa/south_africa.html

                                            (2013年2月現在 河野明佳)

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